フリーランスは最近話題の働き方。
昔は会社員こそが安定だと言われていましたが、今はパソコン1台でおうちで会社員以上に収入を上げられる時代。
理由あって働きに出れない人や、おうちで仕事がしたいという人などフリーランスを目指す人が増えています。
でもその中には「私にも向いてるの?」「失敗したらどうしよう」と不安に思う方もいますよね。
そこで、今回はフリーランスに向いている人の特徴をお話していきます!
フリーランスって何?
フリーランスとは、自分のスキルや知識を活かしながら会社に所属せずに働く方法。
仕事はお客様(クライアント)から業務委託などで受けます。
コロナの影響もあり、最近ではパソコン1台でフリーランスデビューしましたという方も多く、主にWebやSNS関連、オンライン事務代行など活躍幅も広がっています。
フリーランスと会社員との違いはなに?
フリーランスと会社員の働き方にはいくつかの違いがあります。
会社員は通常、一つの企業に所属し、決められた場所に出勤し、定められた時間内で働きます。
一定額の給料は保証されており、雇用保険や有給休暇などの福利厚生制度も充実しているので「いきなり無一文になった…」というリスクはありません。
一方、フリーランスは自らのスキルや専門知識を活かして、複数のクライアントにサービスを提供します。
複数の企業やプロジェクトに参加し、各々から報酬を受け取ります。収入が不安定になることもありますし、雇用保険や有給休暇などの福利厚生制度はありません。
しかし参加するプロジェクトによっては高額報酬を得られることも多いです。
実際に、私は独立1年で常に7つ以上の案件を掛け持ち、会社員の月収の2倍を超えることができて、今もその額は下回っていません。
自分自身で働く時間や場所をある程度決めることができるので自由度も高いです。
フリーランスに向き不向きはある?
独立後、知人に「今フリーランスとして働いているねん」と話をすると多くの人に「すごいなぁ。私にはたぶん向いてないわ。」と言われることが多いです。
しかし果たしてそうなのでしょうか?
私はフリーランスの向き・不向きは才能とは関係なく、自分の考え方や行動習慣次第だと思っています。
実際私は2年間在宅フリーランスとして働いてきて、1000人以上の人を見てきました。
その中でもフリーランスとして成功している人(向いている人)と、失敗して挫折している人(向いていない人)の特徴に気づくことがたくさんありました。
そこで今回は向き不向きごとに特徴をまとめてみました。
フリーランスに向いている人の特徴
ここからはフリーランスに向ている人の特徴についてお話していきます。
自分の今に当てはまっているかどうか確認しながら見てみてください。
明確な目標がある
まず大切なのはフリーランスに向いている人はフリーランスとして活動する目的が明確です。
フリーランスの活動は全てが自己責任となりラクではありません。
だからこそ、やる気のエネルギー源として明確な動機を持っている人の方が、少しぐらいの壁は折れずに突き進んでいます。
例えば登山にあてはめて考えると分かりやすいです。
山登りは体力的にも精神的にもキツイことですが、なぜ登山ブームは続いているのか。
それは登った先には絶景が待っていることがわかっているから。
山頂の景色の感動や、達成感を味わいたという明確な目標があるから登り続けられるのです。
このように行動の先の目標が明確で、更にそれが自分が心からやりたいこと・達成したいことだと活動もどんどん加速していきます。
考えるより行動する
フリーランスに向いている人はとにかく行動することを優先にしています。
例えばInstagramの投稿にあてはめて考えましょう。
どんな投稿がフォロワー増につながるか、イイネがたくさんもらえるか。これはやってみないと分からないものです。
特に初期は感覚がつかめないものですから
「この投稿は当たる!」と思ってもコケることもありますし
「微妙かな‥‥」と思った投稿が思いのほかバズることも珍しくありません。
上手く行く人はとにかく行動にして結果を形にする。そして結果をもとに、次の行動を改善していく。
PDCAサイクルと言われますが、計画を立てて行動する量が多い方が仕事が前に進み、それに比例して収入にもつながります。
素直な気持ちを持っている
実はこれが最重要。
フリーランスに向いている人は1人残らず素直な気持ちを大事にしています。
素直な気持ちで先を行く先輩のアドバイスを受け入れ、そのまま実行できることがフリーランスとして成功する近道だからです。
私も実際フリーランス初期は「素直に取り組む」ことを意識してきました。
例えば参加しているスクールの講師から「Twitter(現在のX)の投稿は毎日5投稿やりましょう」と教えられたので、本当に毎日5投稿実行しました。
活動初期なのでネタが思いつかない事もありましたが、頭をふり絞って投稿を作る日々。
当時のスクール仲間でそれを愚直にやっていたメンバーは数えられるほどしかいませんでしたが、結果的に仕事につながり、最終的にディレクターへ昇進でき案件単価もUPしました。
このように些細なことでも「上手く行っている人はなにか意図があって教えてくれてる」と、自分のフィルターはかけずに実行していくことが大事なのです。
自己管理ができる
フリーランスとして活動するためには自己管理は非常に重要です。
ここでフリーランスにとって必要な自己管理をあげてみましょう。大きくはこの5つが大事です。
①時間の管理
フリーランスは会社員と違い、自由度が高い働き方です。
特に時間に関しては出社・退社の時間が決まっていません。
例えば上手く行っている人は時間管理においては
・朝○○時までにパソコンの前に座る
・前日までにスケジュールを作る
・休憩時間はタイマーを測り必要以上に休まないようにする
・ポモドーロテクニックを使い集中力が持つように時間管理する
など工夫をして働いています。
②タスクの管理
自分がタスクを忘れていても、誰も教えてくれません。最悪クライアントに「あれどうなりましたか?」と聞かれてしまうと信頼にも響きます。
上手く行く人はタスクをしっかり可視化しています。
自分で覚えようとしても絶対抜けてしまうので、必ずタスクリストやふせん、アプリなどを使って管理していきましょう。
③お金の管理
会社員と大きく違うことの1つにお金の管理が自分次第になります。
例えば会社だと経理がやってくれていた、請求書発行や支払い確認は自分でやらなければなりません。
仕事をしていたのに請求書を出し忘れて報酬をもらい損ねたなら、その責任は自分です。
また、社会保障が薄い分、節税対策などお金を守る対策も大事になります。
④体調・メンタル管理
体調やメンタルが壊れると仕事ができなくなります。
フリーランスとして上手く行っている人は、どんなに仕事をしても睡眠時間だけは確保していたり、息抜きも上手に行っています。
活動初期は少し負荷をかけて頑張るタイミングもありますが、基本的に健康やメンタルが堕ちないように気を遣うことは必須ですね。
このように、おしりをたたいてくれる上司や、監視してくれる先輩はいませんので、自分で自分を管理する工夫が必要です。
変化を楽しめる
フリーランスにとって変化は必須。特に活動初期は「やったことがない」仕事が目の前にたくさんやってきます。
それらをいかに楽しみながら乗り越えられるかが、息長くフリーランスを続けられるかに関わってきます。
未経験の仕事もたくさん舞い込んできて不安になることもありますが、それは自分が成長しておりフリーランスとして確実にステップUPしている証拠。
月収30万円越えクラスのフリーランスになると、変化は自己成長の証拠だと前向きにとらえ、「新しいお仕事がんばります!やってみます!」と積極的に取り組む方ばかりです。
私もクライアントから「あれもできる?」「これもできる?」と追加案件を打診されたとき、取り組んだことのないことでも自分にできそうなことは受けたことで、結果その月の収入が7桁を超えました。
フリーランスに向かない人の特徴
続いて、フリーランスに向かない人の特徴について解説します。自分が不向きだとおもっても大丈夫!対策も一緒に説明します。
考え方を変えることで、フリーランス向きの自分に変わることができるので、参考にしてみてくださいね。
明確な目的・目標がない
フリーランスに向かない人は「あなたの目標は?」と聴かれてもパッと答えられないことが多いです。
フリーランスとして活動するのは楽な道のりではありません。そのためにフリーランスとして活動して目的がエネルギー源となるほど明確に設定できている人のほうが上手くいきます。
もしこれを読んだあなたが
「そうはいっても目的といっても、やりたいことがないんだよ。」
「目標って言われてもぱっと思いつきません」
と思ったとしたら、それはただ探す工夫をしていないだけです。
別に、家を買いたい、高級車に乗りたい、海外旅行に行きたいなどお金持ちの発想になる必要はありません。
子どもに習いごとを我慢させている、本当は牛肉を買いたいけどなんとなく豚肉を選んでしまう、コスメはいつもプチプラを選びがちなど、自分が無意識に我慢していることから目標を作るのもおすすめです。
自分の原動力を作るためにも必ず目標を設定しましょう。
考えすぎてなかなか行動に移れない
フリーランスに向かない人は頭の中で考えるばかりでいつまでたっても行動を起こしません。
仕事において、考えて慎重になることは素晴らしいことですが、考えすぎは足を引っ張る要因となります。
初期は考えても答えにならないこともあります。頭の中で思考を巡らせて、何も手を動かさない時間が長ければ長いほど、ムダになってしまうことも多いです。
なぜならば、フリーランスとして独立すると自分で「仕事を作っていく」ことが大事になるからです。
仕事を作る、というのは例えば案件を貰いに行くこともそうですし、SNS発信活動をしながら自分のアピールをすることも大事です。
クライアントワークをしながら「この仕事、クライアントが大変そうだから代わりに私がやってあげれるかも」と巻き取ることも大事です。
このように、自分で仕事を作っていくことは、行動してチャンスを掴まないとなかなか実現できません。
まずは失敗してもいいので考えすぎず行動していくことに集中しましょう。
素直じゃなくてすぐ自己流になる
素直じゃなくすぐ自己流に走ってしまう人も、フリーランスに向きません。
例えば、「フリーランスにとって素直は大事ですよ」と言われた瞬間、
「そんなの小学校で習ったよ、今更言わなくても分かってます。」と思った方はちょっと黄色信号かもしれません。
その思考こそがフリーランスとしての可能性の芽を摘む危険な考え方だからです。
なぜならフリーランスは、会社員のように上司がいないのでアドバイスや注意してくれる人は基本的にいないません。
新入社員のときに上司や先輩に仕事を教えてもらった経験は誰もがお持ちかと思いますが、それはフリーランスにとって当たり前ではありません。
自分流で突き進むと全く意図していない方向に進んでしまい、お客様に求められなくなってしまいます。
だからこそ、独立したい人は、少なからず本やYouTubeで学んだり、最短成果を出したい人はスクールや起業コンサルなどを活用しています。
しかしそこで講師や先人の言うことを聴かず自己流で進めてしまうと、せっかく高い受講料を払ったのにそのスクールの成功ルートに乗ることができず失敗してしまいます。
上手く行く人に学ぶ、教えてもらったとおりにまずやる。
それが完璧にできるようになってからはじめて自己流で取り組むことが大事なので間違えないようにしましょう。
スグにメンタルが折れる
特にメンタルの管理は、仕事に大きな支障をきたします。
よく言うメンヘラとは、仕事中は無縁になるようにしましょう。
しかし、心の中は見えないもの。人それぞれ考え方も性格も違います。だからこそ「メンタルに振り回されない工夫」が大事です。
①理不尽はあって当たり前だと思う
フリーランスになると理不尽は当たり前です。
頑張って作った資料が1からやりなおしになることなんて日常茶飯事です。
「あなたに期待してるからこのプロジェクトを任せたい!」と言われ前向きに取り組んでいたのに、突然「来月から終了になりました」なんて言われることも珍しくありません。
そのようなことに毎度毎度心がおれていると持ちません。
「相手にも何か事情がある」
仕事は全て売上のために行われますから、割り切って次に切り替えることが大事ですね。
②モチベーションを仕事の理由にしない
フリーランスに向いてなかったり挫折する人はよく「モチベーションが上がりません」と言い訳にしています。
しかし、モチベーションがないからってやらない理由にはなりません。
だって、たとえばお医者さんが「今日はやる気がないので手術しません」というと大変なことになりますよね。
このように仕事は本来モチベーションでやるものではなく、当たり前にやらないといけないことなのです。
しかし、人間って弱いものですから…
いつでもサボれる環境であるからこそモチベーションを理由にダラダラしがち。
そこでモチベーションに左右されないように仕事を仕組み化するようにすると良いですよ。
・自分に合う仕事の順番でやる
自分のパフォーマンスを上げやすいスケジュールの組み方を探ってみましょう。
・仕事の目標を明確にする
月5件問合せを貰う、リピーターを育成するなど1つ1つの仕事において目標を明確にしましょう。
・やらざるを得ない状況をつくる
リマインド機能をつくる、人に目標宣言をする、チームで仕事を進める、終わったらご褒美を用意しておく、目の前に目標を書いた紙を貼っておく、など自分が絶対にやるポイントを押さえ日々の仕事管理にいれてみましょう。
③規則正しい生活をする
気持ちが低下する原因は案外自分のせいではなく、生活習慣が影響していることが多いです。
睡眠時間の確保や、栄養バランスなどは安定したフリーランス生活のために意識しましょう。
子育てや本業に忙しくてつい睡眠時間を削ってしまうという方は、ご飯はレトルトや出前にしたり、家の掃除の回数を減らしたり、家事代行を頼むなど工夫できることはたくさんありますよ!
現状維持を好む
毎日同じルーティンワークだけがしたい。
新しい仕事への挑戦は極力したくない。
そういう方は残念ながらフリーランスはおすすめしません。
個人で仕事をするのに、ルーティンワークだけでの限界はせいぜいがんばって月10万円ぐらいでしょう。
だったら副業で十分!
10万円以上を目指すならばいかに自分の頭を使い、案件を多く獲得したり、クライアントの成果をあげたり、新しい仕事も巻き取りながら手放せない人になれるかが大事です。
そのためにも、自分で考えたり変化していくことは避けて通れません。
例えば私の場合、活動初期は問合せの獲得について悩み、気づけばその悩みは案件獲得の方法や交渉についてに変わっていました。
その後はクライアントワークについての課題に直面しました。
このように日々課題がかわっていきましたが、「今確実に前に進めている証拠だ!」とポジティブに捉えたことで、目の前の壁も楽しみながら乗り越えることができたのです。
結果、半年で会社員の月収を超えるまでになりました。
ちなみに私が悩んでいた、フリーランスの案件獲得までの道のりは別のブログでお話しています!
ラクして稼ぎたいと思っている
ラクして稼ぎたいという人はフリーランスには向きません。
ここまで読んで下さった方は気づいているかもしれませんが、フリーランスとは会社に守ってもらうこともできなければ全て自分で管理していかなければなりません。
また、自分自身を商品として相手に売り込んでいくので常にスキルUPやレベルアップも求められます。
よくSNSにいる朝ゆっくり起きて、ゆっくりコーヒー飲みながら楽そうに働いている人はぶっちゃけるとあくまでもブランディングです。
本当に成功している人は1人残らず苦しい時期を乗り越えています。
フリーランスになりたいなら向いている人のマインドを吸収しよう
いかがでしたか?
フリーランスに向いている人、フリーランスに向かない人の特徴をお伝えさせていただきました。
私は2年間在宅フリーランスとして活動をしてきましたが、フリーランスの向き不向きは天性的なものではないと思っています。
例えば、私が社会人になりたての頃、社会の「しゃ」の字も知らない、仕事のやりがいも知らない状態だったので、その時にフリーランスになってもほぼ100%、10万円も稼げず失敗していたと思います。
しかし、仕事や学習を通じて成功者が持っている考え方を自分の中にインストールできたので、フリーランスになった今安定して月50万円以上の月収を上げられるようになりました。
今回お伝えした特徴を参考にして自分の考え方をアップデートしながら、独立を目指して行動していきましょう。
ちなみに、フリーランスのメリット・デメリットをリアルに解説している記事もあるので、ぜひ読んでみてくださいね。