フリーランスを目指したいなら会社員時代のうちにどんな準備をしておけばいいの?
実は独立するためには準備はすごく大事で、いかに会社員時代を有意義に使うかで独立後にスムーズに月30万まで到達できるかできないかが決まります。
今回は私が2年間フリーランスをやってきた経験から、会社員時代にやっておいたら良かったことややっておいてよかったことを紹介していきます。
フリーランスになりたいと、目標を決めてすぐ行動することは良いことです。
しかし、見切り発車をしたがために生活を切り詰めたり、心に余裕がなくなってしまえば元も子もありません。
どんな準備をしておけば安心か事前に知っておくことで、あまり焦りすぎず着実に一歩ずつ進めることができます!
フリーランスになりたい人が会社員時代にやっておくべき準備(独立検討期)
まずはフリーランスとして独立を将来的にしたいと考えているのであれば、時期が具体的でなくても会社員時代にやっておくべきことを紹介していきます。
会社員でしか学べないことは経験しておく
私は11年間物流会社で勤めておりましたが、本当に実感してることは会社員時代の最大メリットは給料をもらいながら自分でお金を払わずに勉強ができることです。このチャンスをいかに活かしておくかが独立後の仕事にも大きく影響していきます。
例えば私の場合、前職で学べた内容はこのようなものが挙げられます。
・社会人として知らないと恥ずかしいビジネスマナー
・チームでプロジェクトを行うなど複数名での仕事の進め方
・業務の流れやお金の流れなど会社の仕組み
・上司への報連相など、相手の時間を奪わない仕事の進め方
・お客様に好かれるための対応方法
・新規の案件を獲得するための営業方法
・仕事でトラブルやミスがあった時の対応や応急処置、改善
・会社で新しい取り組みをする時の進め方
・顧客満足度を上げる方法
これらの内容は、いくら読書をしてもセミナーを受けても、得られないもの。
それはフリーランスになってからめちゃくちゃ役に立ってますし、会社員時代がんばってよかったなと、心から思っている部分です。
フリーランスになりたい多くの人は、「今の仕事が嫌!会社が嫌い」という方も多いかもしれません。
ですが、給料をもらいながら学べるということはフリーランスになると基本的にはありえないことです。
会社員というのはすごく恵まれた環境でもあるので、今がチャンスだと思い苦労を買ってでもしておくべきだと私は考えます。
副業を試してみる
副業を試してみようと書いておりますが、先に断っておくと私は副業をせずにフリーランスになりました。
理由は当時の企業がかなり体育会系で精神的にも体力的にも副業をする余裕が持てなかったからです。
また元々 会社でホームページやメルマガ、DMなど集客のお仕事をしていたこと、フリーランスとして独立するにも全く畑違いの分野ではないためなんとかなると思っていました。
しかし本来は、副業で個人で仕事をすることを経験していたり、独立したタイミングで0から仕事を探す状態にはならないことをおすすめします。
そのほうが精神的に絶対安静です(笑)
フリーランスになりたい人が行う副業におすすめな仕事
副業に関して私がおすすめするものは下記3つの条件に当てはまるものです。
・誰の役に立っているかが明確であること
・副業経験を通じ自分にスキルがつくこと
・キャリアアップを目指せる副業であること
例えば私がやっていることは、企業の事務代行や営業代行、SNS の運用代行、SNSコンサルなどです。
これらのお仕事はクライアント対応ですので、誰のためにどんな価値を提供しているのかが分かりやすく、やりがいにもつながります。
また続けていくことで作業スピードが上げれば自分の時給単価に換算するとグンとアップすることも見込めます。
さらに成果を上げられたり改善の提案ができるようになると、次はディレクターのお仕事を任せてもらえます。
すると、単価UPしたり関連業務の巻き取りができるようになったりと収入を上げ続けることも可能です。
このように業務委託でありながらも、同じクライアントから収入UPが見込める形態のお仕事がおすすめです。
反対にわたしがおすすめしていないのが誰でもスキルなしでできる作業です。
例えばポイ活やアンケート回答など。
勉強せずとも稼げる手段の1つですが、代わりにその作業を極めたとしても時給が上がるわけでもないし他の仕事に繋がるわけでもありません。
裏側を話すと、誰でもできる仕事は応募が多い分、企業側もなるべく経費をかけないように最低単価でしかお仕事を出しません。
またこの作業をしたら誰の助けになるのか?喜んでもらえるお客様の顔も想像できないでしょう。
ぜひ将来のキャリリアアップや単価アップを見据えた仕事を獲得しましょう。
自分のSNSを立ち上げておく
早いうちから自分のSNSを持っておくこともおすすめです。
理由はSNSがそのまま ポートフォリオになるからです。
フリーランスになってなかなか低単価から脱出できない人の特徴は一生クラウドソーシングサイトに頼っていることです。
たしかに、クラウドソーシングサイトは、案件を探すことは簡単です。
しかし、クライアントが応募してきた人の中から頼む人を選ぶ形式上つねにライバルとの闘いが起きます。
そしてお仕事をもらう側の立場が低くなることが多いです。
しかしSNSの場合は違います。
SNSからお問い合わせが来るようになると、自分の発信内容を見た人が〇〇さんにお願いしたいと思ってくれます。
つまりお仕事をもらう側と受ける側の立場が対等になることが多いです。
実際に私は自分のInstagramやX(旧Twitter)を2年動かしていますが、おかげでお仕事がなくなるんじゃないかという不安とは無縁になれました。
ただ、SNSは成長速度がゆっくりなことがデメリット。
運用1ヶ月でいきなりお問い合わせがくるというのはレアです。
だから私のおすすめはクラウドソーシングで実績を積みながら余力は残しつつ、SNSをしっかり育てること。
SNSの参入者も増えてきていますが、まだまだSNS市場は発展途上。この記事を書いているのは2024年ですが今アカウントを立ち上げても十分に間に合います。
更にはSNSの運用代行者は飽和していると思いきや、SNSに取り組む企業が増えている分、お仕事口はたくさんあります!
それとおなじだね♪
1日でも早く立ち上げ、動かしておくことが今の時代に大事と言えるでしょう。
クレジットカードを作っておく
次にフリーランスになる前に必ずクレジットカードは作っておきましょう。
皆さんが思っているほどフリーランスの社会的信用は高くありません。
例えば私はもともとクレジットカードを持っていたので問題はなかったのです。しかし、「クレカ作っておけばよかった」というフリーランスの声もたまに耳にします。
実際私は会社員時代以上に収入が増えたにもかかわらず、カードの増枠の審査が通らなかったことがあります。
また、年収1000万プレイヤーのフリーランスより、年収300万の新入社員の方が社会的信用が高いという話も聞きます。
それほどフリーランスは社会的信用が低いということは覚えておきましょう。
引っ越しをすましておく
引っ越す予定があれば会社を辞める前に必ず行いましょう。
フリーランスはローンなど審査が通りづらいと言われています。
私の知り合いでも夫婦でフリーランスをしているために、なかなかローンが組めずに家づくりを進められなかったという話を聞きました。
その方は伝手でなんとかなったそうですが・・・
せっかくマイホームの夢を持って収入を上げることができても、社会的信用の問題で進められなければ残念ですよね。
お金の勉強をしておく
国民健康保険、国民年金や、各種税金などお金の問題は、フリーランスとなってみんながぶつかる壁がお金の問題です、
申告についてや年間にかかる経費など基礎的な内容は必ず押さえておきましょう。
これは知っておかないと後から損したという事例もよく聞くので注意が必要です。
フリーランスになりたい人が会社員時代にやっておくべき準備(独立決定期)
ここからは独立しようと決定した後にやっておくべきことをお話ししていきます。
私は会社員をやめる時に今から伝える内容は全て行いました。
だからこそ安心してフリーランス活動に集中しながら取り組めましたし、副業なしに会社を退職し一瞬だけ無収入になったにもかかわらず、明日一文無しになったらどうしようという不安とは無縁な生活を送れました。
私の経験も参考に、これからどんな準備をしておけば安心かぜひ知っていきましょう!
道具を揃えておく
会社員時代に在宅フリーランスに必要な道具を揃えておくのがおすすめです。
道具が揃っていると仕事もしやすいですし、モチベーションアップにもつながります。
私が活動前に揃えた道具はこちらです。
パソコン
パソコンはパフォーマンスに影響するためある程度スペックの高いものを揃えましょう。
私はが使っているパソコンはこちらです。
Surface Laptop
CPU:Core i5
ストレージ:SSD256GB以上
容量:8GB
ネット環境
在宅フリーランスにとってネット環境は生命線です。
自宅にWi-Fiがある場合は新たに用意する問題はありませんが、速度が遅いなどがあれば早めに対処するようにしましょう。
仕事用デスクと机
仕事用スペースを自宅内に確保しておくのがおすすめです。
私はダイニングテーブルで仕事をしていたこともあったのですが、パソコン用のいすではなかったので腰痛になりやすかったので、長時間はおすすめできません。
また休憩と仕事のメリハリがつきづらいので、家の中で場所を変えるのはおすすめです。
Webアプリ
仕事で使うWebアプリも登録しておきましょう。最初は無料プランの範囲で問題ありません。
しかしアプリの使用頻度が高く「無料だとパフォーマンスが落ちそう」「面倒なことが多いな」と少しでも思ったら課金して良いタイミングです。
まず初心者がアカウントを作っておいたほうがいいアプリはこちらです。
- Gooleアカウント
- オンラインミーティングツール(Zoomなど)
- チャットツール(チャットワーク、Skack)
- クラウドソーシングアプリ(クラウドワークス)
- メモアプリ(Notion)
- デザインアプリ(Canva)
- SNSアカウント(Instagram、X[旧Twitter])
最低限の生活費を確保する
まず最低限の生活費をためておくことがとても重要です。
3ヶ月は無収入でも暮らせる生活費を確保しておきましょう。
娯楽などはフリーランス初期は忙しくてやっている暇がないので家賃や食費、光熱費などを初期に必要なお金は全て貯蓄しておくことが大切です。
私は当時の会社員の6ヶ月の給料ほどは貯金があったので、あまり焦ることなくフリーランスのスタートを切れました。
もちろんまだ起動に乗る前に貯金残高が減っていく数字を見ると、ヒヤヒヤしたことはあります。
でも1年経ってしまえば元々あった貯金残高は、元より高いの金額になっていました。
更にずっとできなかったNISAやiDecoに登録することもできました!
最初に生活費がない状態で独立してしまうと、生活を切り詰めることになるのでパフォーマンスにも影響が出てしまいます。
また心も追い詰められてしまい、どんな仕事でも悪条件でも受けてしまったり、負のスパイラルにはまってしまうケースも多いです。
なので必ず当面の生活費がある状態でスタートしましょう。
また、場合によっては失業保険や再就職手当なども併用して使える場合もあるので、退職したら開業届を出す前に最寄りのハローワークに確認をすると良いでしょう。
時間を確保しておく
時間はとても重要です。
じつは、フリーランスの挫折理由ナンバーワンは時間がないことなんです。
わたしの基準としては、最低でも週20時間は確保すること。
しかし一刻も早く会社員時代の収入を上げたい人は週に20時間では足りません。
実際に独立を試みたけど家族の都合や趣味、本業で忙しく時間が取れないですと弱音を吐いてしまう人は本当にたくさん見てきました。
しかし時間はみんなありません。
24時間平等だからです。
成果を出す人は、それでも成果を出す人は優先順位で常に仕事を1位にし取り組んできています。
わたしも週に40から50時間は活動していたと思います。
ですが好きなことを仕事にするためだったので、さほど苦ではありませんでした。
必ず成功したいという人は、まず3ヶ月だけでもいいです。
週20時間を必ず確保して取り組んでみましょう。
フリーランスとしてのロードマップを作っておく
ロードマップを作っておくこともとても大事です。
ロードマップとは、1年後、半年後、3ケ月後のありたい姿を最初に考えておき、そこから逆算して月単位・日単位で取り組むことを考えておくことです。
まずあなたはなぜフリーランスになったのか?その目的を明確にしておかないと活動している途中に心が折れそうになることもあります。
そして、その目的のためにどのようなルートでどれぐらいの期間で向かっていくのか。その計画がある人とない人では、目標の実現率は変わってきます。
学ぶ先を決めておく
最短で月30万円を達成したいのであれば独学は絶対におすすめしません。
なぜなら遠回りしてしまう可能性が高いからです。
もちろん前職で経験したことを元に、フリーランスになったりすでに人脈があるという方は別かもしれません。
しかし未経験や異業種からの1人で転身する場合は、1人で考えて進めてもつまずくことが多いです。
実は私は初期からWebフリーランスを養成するスクールに参加していました。
退職届を出したタイミングに入会したのでスクールで過ごした最初の1、2ヶ月は会社に通いながら勉強していました。
先にスクールで学んでよかったなと思っていることは5つあります。
一貫性のある学びを得ることができた
私は参加したスクールの軸となる考え方を元にブレなく一貫性の学びができました。
そのことで、最短でInstagramマーケティングやフリーランスのありかたについて知識を得ることができ、スキルアップも実現できました。
どのようなジャンルでも界隈には流派みたいなものが存在しております。
複数の講師に話を聞いてしまうと、全員言うことが違うということはよく聞く話。
そのため、独学しているといろんな情報を得るだけでは、人によって言うことが違い、自分がどれを信じるかどうか取捨選択をしなければなりません。
またネットの情報は古いこともありますしね。
SNSなんて1年もあれば機能も仕組みも流行りも、移り変わりますから。
そのためにも、「まずはこの人から学ぶ」という場所を1つ決め基礎を徹底して学ぶことがおすすめです。
ググっても分からないことが聞けた
フリーランスといえば毎日イレギュラーの連続です。
分からないことがありすぎて、都度Googleで検索をするのですが、なかなか思うような答えにたどり着けないことも多いです。
そういう時に先を行く先輩に聞ける環境があるだけかなり有利な状況です。
本業も続けて、家事もして、忙しい貴重な時間の中で少しでも自分で答えがでないのに考え込む時間は非常にムダです。
そんな考えこむ時間を過ごさないためにも誰かに聞ける環境を持っておくのは、ぜひやっておくべき投資だと考えています。
仲間ができる
フリーランスの一番大変なことの1つが孤独との戦い。
今まで長年会社員として過ごしてきた人は、当然のように毎日出社をし、同僚に会い、人と喋り、1日を過ごしてきました。
その当たり前の日々がフリーランスになった途端なくなります。実際私も「今日会話したのが旦那とコンビニ店員だけだった…」ということは毎日のように起こりました。
このように、多くの人は孤独とうまく付き合えないことが課題に。
しかしスクール環境をうまく活用することで同じような目標を持った同志たちと繋がり、一緒に達成に向けて頑張ることができます。
私も今累計3500人のスクールに参加しているのですが、常に意識高く頑張るメンバーが周りにたくさんいます。
落ち込んだ時はお互い励まし合ったり高め合ったりしているので、進んでいくことができています。
講師に壁打ちができる
そしてとても良かったなということが壁打ちができることです。
壁打ちという言葉は聞きなれない人も多いのではないでしょうか。
壁打ちとは、テニスの壁打ちのように、自分の課題をコーチに投げかけ回答をもらうという取り組みになります。
例えばインスタ投稿であれば講師に自分が作ったサンプルを見せて、この方向性でこういうターゲットで集客していきたいと意見をぶつけます。
すると数多くの経験や客観的な視点から的確なアドバイスをもらうことができるので、自分一人は気付かなかった改善点にたどり着くことができます。
私はこの壁打ちを使い倒したことで、有給消化をしてすぐ案件が決まり半年後には会社員の給与はさくっと超えていました。
このような環境、ちょっと作っておいたほうがいいかな?って言う方に私が通っていたスクール「リモラボ」についても紹介しておきますね。
リモラボは累計3500人以上を突破した女性向Webフリーランススクールです。
こちらの LINE からSNS を仕事にする方法の無料動画が見れますので、よかったら参考にしてみてください!
女性のためのWEBスクール「リモラボ」
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人脈が途切れないようにする
これは人にもよるんですけれど、人脈を途切れないようにすることは長いフリーランス人生の中でもプラスになることがあります。
思わぬところでお仕事をもらえたり、逆に助けてもらえることにもつながります。
クライアントや取引先でも、退職の挨拶は丁寧に行うこと。
また名刺はストックしたりSNSでつながっておくなど、連絡先も握っておきましょう。
意外とこれをやり忘れて会社を退職した途端その人に連絡を取ることができなくなったというケースはあります。
退職届を出し円満退職をする
ここまでできたら後は退職届を出し円満退社するだけです。
前もって退職届けを出すことや、残る人たちに迷惑がかからないように丁寧に引き継ぎをすることも心がけましょう。
またお世話になった人たちにご挨拶をするなど、社会人として当たり前のことをやっておきましょう。
フリーランスになるとどこから仕事が来るかは分かりません。
直接前職から繋がって仕事がもらえるケースもあります。
また、あなたが「二度と今の会社には関わりたくない」「もう辞める時ぐらい適当でいいや」と思っていても‥‥
将来フリーランスになってクライアントになった人が、たまたま元会社と繋がりがあるなんてことも0でもありません。
自分が大迷惑をかけてやめたという話をされてしまうと、信用にも関わってくるので注意しましょう。
私もこの点は大事にし、上司に事前に引き継ぎプランを説明した上で計画的にメンバーに引き継ぎをしていきました。
最終日には菓子折りを用意してみんなにお礼を言って未練なく会社をすることができました。
独立には準備が肝心
いかがでしたか?
フリーランスとして良いスタートダッシュを切るためにも
いかに会社員時代に下準備しておくことが重要だということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
ぜひこちらを参考に独立を目指してみてください。